週一のペースで回ってくる町内の回覧板は、ほとんどが単身者の自分には関係のない内容ばかりで、労力の見合わなさに辟易としていた。この旧時代的慣習はなんとかならないものかと考えていたが、ふと内容云々とは別に安否確認という裏機能があることに気付いた。いま住んでいる場所は特に高齢者が多い地域でもある。